2010年7月30日金曜日

I-cupを振り返る②

男子競技艇の部は16名のエントリーと賑やか。このI-cupの前身のダガーカップの時はレクレーションカヌーの大会ということで競技艇の部はなかったが、皆の希望で生まれ、いつの間にか最も多いエントリーになっている。

競技は予想通り昨年も国体選手の矢田選手が1位。2本ともほとんど同タイムでノンペナ。日頃の練習とコース取りのうまさで安定している。2位も国体経験者でカヌー協会スラ委員長でもある神川選手。3位に北大OBの林選手のあとは北大の選手が続く。

惜しくも4位の大家選手は2本目痛恨の不通過判定があり、それがなければ3位だった。漕ぎがパワフルで将来性ありということで表彰式では会長特別賞を渡す。来年は国体目指して頑張れと檄を飛ばすと、すぐさま自慢の上半身を見せ、意気を見せてくれた。










ほかにも埼玉からかけつけた7位の大東(北大OB)の他、社会人の松浦(ラピッヅ)や丸谷(山水)、野村(ラピッヅ)など学生らには負けんとばかりに意地を見せていた。競技艇でスラロームの真髄を目指すという年代を超えての姿勢に感動する。

なお国体予選のコメントは北海道カヌー協会のHPにスラ委員長が書いているのを参照下さい。http://hokkaidocanoe.web.fc2.com/archive_sl/slalom10.html。

2010年7月29日木曜日

I-cupを振り返る①

もう1ヶ月も経って記憶も遠ざかってきたが、今年も熱い戦いを思い出してみる。
1日目のスラでは何と言っても女子競技艇が見所。国体の代表もかかっている藤原(岩教大)と山本(北大)の戦いが素晴らしかった。昨年予選では藤原に負けたが、ワイルドに藤原が出たので国体代表の切符をもらったが、今年は藤原を破って文句なく代表を得るべく練習を重ねていた。1本目藤原はタイムで約2秒勝っていたが、ペナ4で約2ポイントでペナ0だった山本のリードで藤原が焦った。しかし2本目は2名ともペナ2であったが藤原が約3秒早く、そのタイムが山本の1本目より2ポイント弱の差で山本が敗れる。二人ともかなりの練習を積んで漕ぎに鋭さとテクニックが加わったが、わずかの差で藤原のパワーが勝った。発表後山本はよっぽど悔しかったのか掲示板を見て涙ぐんでいたそうで、表彰式の時も目を潤ませていたのが印象的であった。2日目のワイルドにも藤原は出場した。母がワイルドの選手であった国体候補有力の2代目菅原を破ってワイルドの出場権も得てしまった。その後国体切符はワイルドの方に藤原が決まり(選んだ?)、山本がスラの切符を得ることができた。
昨年の新潟国体の経験を生かし仲良く2人で更なる上位を目指して、かつ楽しんできて欲しい。彼女ら2名の姿に憧れる下級生もいると聞く。どんどん練習してライバルが増えることを期待する。

なお女子競技艇の部では果敢に国体予選もチャレンジした泉(北水)に会長特別賞を贈った。また他の北大勢をかわした社会人の後藤(山水)が3位に入り、なかなかの漕ぎを見せていた。

2010年7月9日金曜日

カヌー審判

遅ればせながら幾春別川カップ後の雑用もほぼ終わり、大会の報告やらコメントをようやく書き始めブログに少しずつ載せていく予定。
幾春別川カップでは昨年から会員やその他有志が、A級審判員を10人も取得し、さらに協会のスラ委員長でもあるJINさんがJ級審判員の資格も取り、名実ともにしっかりしたものになった。そうはいっても大会になると多くのカヌークラブ学生さんや社会人の方々の応援を頂いて、ゲート審判をこなす。

短い講習でペナルティを教えるのだが、中には判定が迷う事例が出てくる。前述ブログである程度伝えたつもりだが、大会で何人かにブログ見てくれた方に伺ったところ、経験者は直ぐ分かってくれたが、難しいという声もあった。図がきれいでなかったせいも反省。

「沈して通過の顔の位置が水中の時は、通過後起きても50ペナ」とか伝えられなかった事もあり。それより本番中、「舟がポールにあたった場合は?」という質問には驚いた。体とかパドルが当たった説明をしてても、舟が当たったというのも当然同じだから誰も説明はしなかった。がビギナーには痒い所にも手が届くように説明しなければ~ と痛感。