2010年7月29日木曜日

I-cupを振り返る①

もう1ヶ月も経って記憶も遠ざかってきたが、今年も熱い戦いを思い出してみる。
1日目のスラでは何と言っても女子競技艇が見所。国体の代表もかかっている藤原(岩教大)と山本(北大)の戦いが素晴らしかった。昨年予選では藤原に負けたが、ワイルドに藤原が出たので国体代表の切符をもらったが、今年は藤原を破って文句なく代表を得るべく練習を重ねていた。1本目藤原はタイムで約2秒勝っていたが、ペナ4で約2ポイントでペナ0だった山本のリードで藤原が焦った。しかし2本目は2名ともペナ2であったが藤原が約3秒早く、そのタイムが山本の1本目より2ポイント弱の差で山本が敗れる。二人ともかなりの練習を積んで漕ぎに鋭さとテクニックが加わったが、わずかの差で藤原のパワーが勝った。発表後山本はよっぽど悔しかったのか掲示板を見て涙ぐんでいたそうで、表彰式の時も目を潤ませていたのが印象的であった。2日目のワイルドにも藤原は出場した。母がワイルドの選手であった国体候補有力の2代目菅原を破ってワイルドの出場権も得てしまった。その後国体切符はワイルドの方に藤原が決まり(選んだ?)、山本がスラの切符を得ることができた。
昨年の新潟国体の経験を生かし仲良く2人で更なる上位を目指して、かつ楽しんできて欲しい。彼女ら2名の姿に憧れる下級生もいると聞く。どんどん練習してライバルが増えることを期待する。

なお女子競技艇の部では果敢に国体予選もチャレンジした泉(北水)に会長特別賞を贈った。また他の北大勢をかわした社会人の後藤(山水)が3位に入り、なかなかの漕ぎを見せていた。

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