2018年12月24日月曜日

発電開始

10月以降発電停止期間が長かったが12/17から久しぶりに発電放流が再開。
1段目の瀬の上流クランクカーブの下。スラスタート地点の袖に大岩を配置してエディを大きくして流れも右岸に寄らないようになった。

1段目の瀬。まずまず返しが巾広くできていると思う。

2段目のi-Cupの瀬。今回の修復の目玉で元に返しも戻ったが、下流側に置き忘れた石がループをした時にバウが当たるという指摘があるのでもう一度手直しが必要。

3段目の瀬。真ん中の返しができたり消えたりでサーフィンは今一つか?

下流側も袖の強化とエディの掘削をしたので流されても本流からずれればエディキャッチはしやすくなったと思う。



2018年10月17日水曜日

修復後

修復1日後の画像でスラスタート地点。大岩を2個置いてみた。エディをはっきりさせるのと下流の本流が右岸に寄っていく傾向があるので中央に向けるため。

1段目の瀬。上流側の岩の間隙にも小礫を流し込み、バールで嵌め込む

1段目の下流。左岸の堆積した土砂を岸に寄せた。

2段目遠景。袖も強化して高さもわずかだがUP。

2段目左岸側より。下流端の岩を揃えて上流側にも5m位平らに嵌め込み、隙間には小礫をバールで押し込む。隙間をさらに詰めれば詰める程、より堅固になってくれそう。ロックフィルダムでは当たり前に人力で詰め込むそう。

2段目下流右岸。堆積した土砂を岸にあげる。一部は2段目の袖に載せる。

3段目。水流部の岩は動かなかったので手を触れず、上流側2~3mに2段目と同じく大きめの岩を平らに嵌め込み、その間に小礫を流し込みバールで詰め込んだ。袖は左右とも岩を補充して強化した。

3段目下流。右岸のエディに溜まった土砂を袖の基部に盛り、大岩を右岸寄りに変化をつけるために置いてみた。橋前後も袖に岩を集めたり、腹を擦りそうな岩を岸に寄せた。
年内しばらく発電がないようだが、放流が待ち遠しい。岩の間に小礫を詰めて固めることがセメントを流すより経費をかけずに効果が出るか楽しみ。


瀬の改修

改修前には桂沢ダム管理支所の働きかけで幾春別川ダム建設事業所、嵩上げ工事の鹿島JVさんの協力を頂き、補填する岩を工事の採石場からダンプで5台も頂いた。
さらにスポットまでの連絡路にはダム嵩上げによる水道管新設工事の福中建設さんからは穴凹の修復にと砕石を敷いて頂き、巨岩10個も無料で頂いた。
改修は10/15、今回も私の会社にある丸太を掴んで掘削もできるザウルスロボというバックホウを使った。2段目の瀬では大岩を時間をかけてパズルのように嵌め合わせた。またダム管理支所長のアドバイスで上流側にも5m以上長めに岩を水平に積み直して強化。
さらに岩の隙間には小礫を撒き、さらにバールを使って人力で入念に詰め込んだ。袖部も頂いた岩で流失した部分を詰め直し、高さもUPさせた。
エディに堆積した土砂も相当な量で岸に寄せたが、これだけは2年に1回位取り除いても溜まってしまう。
3つの瀬の上・下流も流失した岩を寄せたり、袖を強化した。特に上流では袖を交互に置いて少しでも漕ぎあがれるようにし、さらに水流が護岸を削られないよう、岩の位置を変えたりして1日の作業を終えた。
経費は重機損料とオペ賃金、運搬料、油代その他で税抜き11万。このうち約半分の5万円はカヌー愛好者の瀬修復の協力金。残りは三笠カヌークラブが負担する。ほぼ1日中アドバイスしながら汗もかいて頂いた桂沢ダムの中島支所長には段取りから作業まで大変お世話になった。また協力いただいた開発局岩見沢河川事務所の方々、地域貢献してくれたゼネコン2社など以上の方々には深く感謝を申し上げる。

2018年10月16日火曜日

幾春別川 瀬の流失

 7月に入って2度目の大雨が降った。7/15まで約60㎜の降雨で下流の洪水対策として(灌漑期間中だったが)緊急に放流停止が3時間ほどあった。その後放流が再開し水位が上昇中に2段目のi-Cupの瀬の岩が落ちたらしく、返しが落ちて弱くなりサーフィンスポットの魅力がなくなり、フリースタイラーは落胆。


その後8/9~17に連続200㎜の降雨で湖の水位が急上昇したので8/18から2日半にかけて最大で47tの緊急放流があり、幾春別川のカヌースポットは岸上まで水が浸かった。


9/1灌漑放流が停止して見に行くと2段目の瀬の中央部は石が落ちたばかりでなく、上流側の石全部が水路の様に流失していた。


さらに瀬の下流右岸には画像のとおり、漕いだ時にはパドルが当たる程たっぷり土砂が溜まった。上流の1段目下にも左岸側に同じように堆積。
今回の放流などの流失や堆積を修復したいと申し出た所、岩見沢河川事務所桂沢ダム管理支所では、賑わっているカヌースポットに対して非常に理解があり、9/3に現地に来て頂き、石積み等の色々なアドバイスを頂き10月修復のOKを頂いた。

2018年9月5日水曜日

葦舟つくり

9/1~2桂沢湖畔で葦舟つくりと試乗を手伝った。講師は主催は三笠の夢委員。講師は葦舟で1万㎞以上航海し、各地で葦舟学校を催して古代人の文化を伝える石川仁航海士。
昨年に続いて2艇目に挑戦。参加者の手際も良くなって、昨年より大き目だが早く完成。子供達も葦を締め上げるロープ操作もしっかり手伝っていた。今年は昨年の経験と見本もあるので、やりがいがあったのであろう。


浮かべた葦舟は水を吸って喫水が下がるが安定して結構ぐらつかず。その分動きは遅いがカナディアンカヌーに乗り慣れている人なら十分に操船可能。ただし川下りの早い流れ今年は昨年の経験と見本もあるので、やりがいがあったのであろう。は厳しそう。カヌー、モータボートの試乗も含めて参加者約60名を順に乗せ、2時間半はかなりの仕事量だったが大人も子供も大満足で来年も体験したいと言っていた。


幾春別川カップ2日目


今年は順番を変えてダウンリバーからスタート。K1競技艇最速は粂(北水)がスラで優勝を譲った悔しさをぶつけた。2位は100分の4秒差で磯部(北大)が。女子は富沢(帯畜)が越智(北大)を1秒差でかわす。ポリK1男子は河嶋(北大)が河合(北水)をわずかに上回る。ポリK1女子1位の栗原へは、リフレックス艇は早いから勝てる筈だから頑張れと伝えた通り、それにパワーを載せて2位に10秒以上の差をつけた。


OC1は本州から来てラフトガイドであった伏兵の早川(ラピッヅ)が佐藤雅彦を引き離して優勝。力強いパドリングが流石。2~4位は0.7秒以内の僅差というオジサンたちの漕ぎも見事。OC2男子ペアは福島・山口組、女子組は保井・石垣(帯畜)が優勝。男女MIXでは早坂ペアが諸墨・幸重ペアをかわして勝つ。
      
ダウンリバーのビギナーではゴール前に3旗門設けてスラの要素も入れるサービス。そこでは声援が盛り上がり、無理してくぐろうとしてゴール寸前あるいは瀬を越えれずに沈脱してしまう悔し涙の男子が7名、女子が1名。中にはゴール寸前で起き上がった、あるいは顔が上がってゴールOKが2名。リザルトでK1男子はスラ一般にもエントリーした澤田(旭医)が最速ノーペナで1位。女子は白山(旭医)がノーペナで勝つ。わずかに岡本(帯畜)がペナで2位に甘んじた。最速は笠井(北大)だったが不通過が惜しかった。

  

昼からのフリースタイルは今回コンバンドの組み合わせから外れたので、エントリー数が少なくなった。その分1回の試技タイムを45秒と昨年より15秒増やしたので選手からは余裕ができたと喜ばれた。
  
ポリK1男子は東海林(旭医OB)が最高ポイント。女子は深田(北大)が。OC1は早川(ラピッヅ)、OC2は北島・栗原のMIX組が1位をとった。
K1の上位選手はスピン以外にも技を繰り出し、回転数で掛け算となるので高得点をたたき出し見事であった。

OCはサイドサーフィンが決まれば良しといった感じで、エントリー直後に沈という艇もあり、技が少しでも出せるロッカーのある艇でエントリーして欲しいという声が多かった。
    
注目のコンバインドはK1キングが河嶋(北大)、K1クイーンが田中あかり(旭医)、OC1キングが佐藤雅彦(三笠)、OC2キングが山口・福島組がゴールドTシャツをゲット。

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今年もコンバインドの変更、2日目のダウンとフリーの順の入替など運営をスムースにするために改良した。またゴールタイムを昨年からPCを駆使して計測、さらにジャッジでのペナをスマホを使ってスピードアっプした。お陰で少しリザルトミスがあったものの、進行は予定時間通りにできた。

我々メインスタッフも高齢化してあと4回の30回大会あたりで息切れしそう。早く若手に譲ろうと簡素化、ネット化がだいぶ進んだ。ジャッジやレスキューも応援の社会人や参加の学生さんボランティアに助けられた。さらに若手学生OBクラブができて準備から競技そのものの運営をより応援をしたいと言ってくれて、早く任せたいと思っている。私も近くにいる限り、地元の対応はまだまだできるが、大会そのものを仕切ってくれるとありがたい。
 今後ともこの大会を楽しく、盛り上げて頂くことを期待して、参加、協力、協賛された全ての方々にお礼を申しあげて報告とする。

2018年6月19日火曜日

幾春別川カップ1日目

今年は第26回。いつのまにか道内で一番大きなスラの大会になってしまったようだ。コンバインドの組み合わせにフリースタイルを外したのでエントリーが少なることを予想。それでも142名と去年より7名減っただけ。
水量は16t弱と希望通りの水量をダム管理所や電源開発さんが調整して頂いた。国体予選も兼ねてまずはスラローム。北大と北水のトップ争いが面白かった。競技艇K1では国体は俺だと宣言した北水の西原が優勝して出場権を得た。女子は富沢、C1は昨年に続いて男子は佐々木(北大)、女子は本命破って深田(北大)が優勝。1日目のその他のレポートは下記参照下さい。http://mikasacanoeclub.p2.weblife.me/2018_report.html
午後はタンデム。私も参加。いい歳をして新艇を共同購入して何と2位入賞はラッキー。新艇の性能に助けられていたのかも。
カナディアン男子組は予想通りのペア。カナディアンとなるとおじさんたちが強い。

私らのペアは2回目疲れるからパスしたがそれでも3位入賞!観客席からカッコイイ!と声援かかると俄然やる気が出るものだ。
最後は3艇によるチームレースで盛り上がる。ボートレスキューアーと旭川CC組が優勝!
早かった北水チームは不通過があったようで4位に。チームレースがこれほど盛り上がるとは。
河川事務所(ダム管理支所)の方が最後まで見学して頂き、これほどの盛り上がるイベントで川を楽しんでくれるのなら瀬づくりなどもっと河川整備してカヌーコースを充実させるのは問題無いと応援メッセージを頂いた。


2018年5月20日日曜日

i-Cup近し

今年も6月第3週末に第26回になる幾春別川カップが開かれる。練習用のゲートも21セットでき今日も大勢の方で賑わっていた。
1段目の瀬の前後ではスラ練習の方で順番待ち。2段目の瀬(i-Cupの瀬・幾春ホール)では常時10人位のフリースタイルの方々が技を競っていた。
改修後昨年より落ちづらくなったと喜んでくれたが、現在18t/sで20tの時より少し難しくなったという声。さて大会では15t程度の水量予測だがどうなるか?



下は2年前の大会に出場して最高得点をあげた高久さん。数年来ここでの練習の成果で世界の1,2位に輝いている。オリンピック種目でないのが残念。彼女の宣伝のお陰もあって本州からも多くのフリーの選手が練習に来て、このホールを利用するようになってありがたい。昨日今日もトップレベル2名の方がわざわざ本州から来てくれている。

この瀬は15年前、盛さんという方がカナダでの実例を見て、水力学を駆使して設計して頂いた図面に合わせて河川事務所の協力で大岩を置いたのが始まり。その後何度も前々回の書き込みのように修復を繰り返して改良。セメントを使わない石積み組み合わせで安価にできている。その経費は多くの利用者からの瀬の基金と三笠カヌークラブから。大いに感謝しつつ今後も皆で楽しんでくれたらと願っている。