2010年6月6日日曜日

大沼出前

「大沼コミ森の日」という森づくり体験にツリーイング(木登り)の出前に呼ばれた。前日の準備後にスタッフでもあるイクサンダー大沼カヌーハウスの渡辺ヒゲさんを訪ねた。
彼は昨年のI-cupのレースにも出るようになり、昨年は落合のカナスラやメモコンにもハウスのガイドを連れて参加するし、冬はテレマークスキーのガイドもする。テレマークスキーのワールドカップにも出場経験もある。今年の秀岳荘杯では細板革靴レースでは何と優勝してしまったツワモノでもある。2月にニセコのツアーでばったり会ったりと最近何かと親しくなったので、夕方ミニツアーを予約して案内をしてもらった
 
遊覧船などの来ない静かな小沼にハウスはあって、すぐ裏からカヌーが出せる。大沼と違って水深が1m少しと浅いので、大きい船が来ないそう。沼というから底が泥かと思ったら砂地で、夏に水が低くなったら歩いて渡れる。漕ぎ出してすぐ可愛らしい小島があり、ハンモックが吊るしてあった。彼は何と地元で生まれて、今は観光協会の副会長も勤め、大沼に来る客をアウトドアの滞在型観光を目指して…と言うと格好が良いが、根っからの遊び人。ただし客を喜ばせる術は素晴らしい。小島のハンノキに登ったり、ハンモックに揺られながら、彼の家族や哲学、客相手の面白い話を聞かせてもらった。対岸では仕掛けた籠から小エビを採ったりと(漁業権持ってるそう)、静水のカヌーでもたっぷり客を楽しめるカードをたくさん持っている。











最近10人も乗れる大きなカナディアンカヌーを作り、効率アップで修学旅行生も受けれるようになったそう。器用だからカヌーでも何でも作ってしまう。自家製の展望五右衛門風呂にも入れてもらった。2階建てで1回のドラム缶薪ストーブの部屋はサウナになっていた。夕食は勿論ダッジオーブン。鹿肉と大沼地ビールとワインとでまたまたカヌー談義で盛り上がる。

      








翌日は天気予報が外れて、ほとんど快晴の中、ヒゲさんは子供らの名指導者。草刈隊の隊長で、一緒に我々ともツリーイングをした。商船大学を出て船の操船に詳しいので、当然ロープの結び方など良く知っている。直ぐにでもインストラクターを取れそうな腕を持っていた。参加者もスタッフも木登りを楽しんでくれた。特に下半身が不自由で体格の良い方を一緒に登らせてあげれて、とても感動してくれた。本人は20年来感じることが出来なかった浮遊感というか、体が自由に空間に置けれた感触が嬉しかったと言う。私にとっても非常に充実したイベントであった。
       

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