2010年5月26日水曜日

新緑真っ最中

幾春別川右岸の浄水場の芝生(正式には天日乾燥床)はタンポポの黄色が見事。山々も新緑がどんどん山の上に上がって行くのがわかる。シラカバの上の黒っぽい緑は明治時代に上流から山採り苗をもって来て植えたトドマツ、エゾマツ。樹齢は百年を越えていて、このあたりで最も古い人工林。その上左の稜線近くの明るい緑はカラマツ。
頂上近くは芽が出たばかりという感じ、その中には紅葉してるかのように見えるのはたぶんヤマモミジ。新緑も赤や黄色に新芽や花が木によってバラエティに富んで、春の紅葉とも言われる。山の樹々が1年のうちで最も華やかで賑やかな季節だ。
タンポポの中に雪でも残ったように白い花が群落していた。とても小さいので目を近づけると紫色の縦筋が面白い、スミレのように見えるが名前は分からない。「北海道の花」という図鑑で探すがそれらしいのが見つからない。どなたかなんという花か教えて下さい。
先日の日曜の夕方I-cupの瀬に行くと、今シーズン初めてという、グリグリ君に会った。大会のフリースタイル審判や仮設トイレを貸してもらうように頼めた。瀬の右岸の袖が流れてしまって、フリースタイルのエントリーがしにくいので板を置いたりして流れた岩を嵌めこみ、水を止めようと話した。6月になって16t/s位に発電量落ちたら、やり易くなるので皆に協力を求めたい。

2010年5月23日日曜日

新艇登場

昨年から依頼していたタンデム艇が先週完成。五嶋さんがどんころ野外
学校のガイドを助手に作ってくれた。ケブラーで軽く16kg。ジョンカズ
のプローラーより1~2kgは軽い。ロッカーはプローラー程ではないが
かなりある。センターのフラットの部分が少しあるので昨年旧型を試乗
した時は安定感あり過ぎて逆にリーンしずらく感じたので、ガンネル幅
をスウォートで狭めてもらった。I-cupに間に合うようにシートなどを
付けるのが一仕事。五嶋さん曰く、落合の三段を水を汲まなく、安定感をもったデザインで、
ポールにもなるべく触れないようなガンネル高さにしたという力作。
色は真っ白にしてもらって美しい仕上がり!さあ他の皆様も注文して
レースで勝負しよう。

2010年5月19日水曜日

春が一気に

コブシも桜も梅も咲いてまとめて春が来たという感じ。近くの幾春別山手町での三笠梅まつりは5/9に開花前に終わったが、1週間遅ければちょうど良かったのに。今年の3~4月が寒くて春が遅くなっているのを読めなかった? 毎年イベントのタイミングが外れて主催者も客も可愛そう。


でも今年の梅は花芽が多いようで見事。今週中はまだ花は持ちそう、札幌は平岡公園が有名だが、こちらの方が木の数も1万本位あるみたいで、木は大木ではないが数が多い。見学にどうぞ!





さて幾春別川カップの準備も着々、ゲートが8割ほどセット完了。ヤダマンやひかるちゃんら去年の国体選手も練習開始。ジュニア強化選手のK君も道カヌー協会スラ委員長のJINさんにマンツーマンでの特訓が始まる。川はダム放水で流れが変わって難しくなった所も、面白くなった所もあり、今年も進化している幾春別川だ。

2010年5月18日火曜日

植樹イベント

旧幾春別小学校裏の通称「太陽の森」で4回目になる植樹イベントを開催した。ミズナラやカツラ、ヤマザクラなどの苗をカミネッコンというダンボール製のポットに移し代えて植樹。主催は私がリーダーのNPO三笠森水遊学舎で、共催は札幌からの拓友建設さんらで、バスを仕立てて総勢60数名。



ちょうど小学校の廃品回収とぶつかり地元子供達がいなのが残念。しかし三笠市の企画経済部長さんや幾春別川ダム建設事業所さんからの来賓、地元建設業者さんらの参加も得て賑やかに開催できた。





ここは以前幾春別小学校のスキー学習に使われていた所だが、アカシアが旺盛で刈っても刈っても生えてくる所。このアカシアを利用しつつも勢力を弱めて広葉樹主体の森にしようという試みで始めた。折りしも森づくりをしたいという札幌の建設業者やテレマークスキー製作の仲間らの声とが一致し、さらに緑の羽根募金などの助成や寄付を得て森づくりイベントが続いている。














天気に恵まれ、苗を置いた後の雑草防止のカラマツチップでのマルチング運びでは汗が出るほど。午後から三笠遊園に移動して、わざわざ札幌から用意してくれた焼肉を囲んだ。私らも女性スタッフの手作りの豚汁で歓迎。その後巨木見学、スキー場での山菜取り、ツリーイングを楽しみ、帰りには満開の邦梅園の梅を見学された。

2010年5月12日水曜日

旭川の中西さんが・・・

急にクモ膜下出血になりそのまま亡くなられたとのこと。
Sクリーク氏や今日現れた大ちゃんから聞いた。三笠CCには彼の乗っていたバイパー11があり、私もその舟でカナディアン漕ぎになった。ダガーカップの時から参戦してくれた。奥さんの律恵子さんもカヤックでは何回も優勝した。

以前はHANDS & FEETの代表で山とカヌーガイドをやっていたが石狩川でラフティング会社を作るとき私も出資して何かとかかわった。その後はご夫婦で「やまなみ」という社名で登山ガイド専門にしてウチの社員もガイドの応援をしたりとお世話になっている。3年位前いらなくなったからとカヤックやドライスーツなど大量に頂いたりもした。10年と少し前北海道パドラーズニュースという本を中心になって出版し、クリーク氏や私も投稿した。その本をきっかけに北海道のカヌーイストの連携や情報交換を高めようと活躍した。三笠カヌークラブと律恵子さん代表のNOAという旭川のカヌークラブとリバーレスキュー大会で優勝争いをしたこともあった。

本当にカヌーを通しての恩人ともいえる中西おやじが亡くなったなんて信じられない。いつものあの子供みたいな笑顔で現れるような気がしてならない。(この若い写真は15年前出版の北海道パドリングガイドの座談会で載っていたもの)

2010年5月10日月曜日

桂沢ダム放流

3月に瀬の修復を河川事務所が施工してくれて、今年はまた瀬遊びが楽しめるぞ、と期待してシーズンが始まった矢先、5/6の昼から湖の水位が急に上がり洪水警戒ということでダム天端からの放流があった。確か7年ぶりだそうな。最大で70tの放流でようやく現在25t。最も上がった時はI-cupの瀬横のブロック石畳を隠すほどで、3つの瀬とも袖部分は越流して岩や土が流された。今年は雪の量は昨年より多く雪解けも遅いのに、4月中旬に発電を10日程止めたダム管理者の読みが間違ったのではと想像する。この時期は北電の水利権で調整しているので電気需要がなかったから止めざるを得ないが、洪水対策優先の考えからすると3~4月が寒くて雪解けが遅れていた訳で、急な5月に入って暖気や雨で一気に増水する事は毎年よくある事
カヌーの遊びのためと言え、公表されるようになったデータのお陰もあって幾春別川やダムの水位や発電に詳しくなって、今回の発電停止が10日は長過ぎで、これは連休頃ダム放流があるなと想像していた。
ダムの管理者は毎年ダム水位が満水になる今頃は水位調整で頭が痛いと聞く。大事とって流しすぎると夏場の水不足や水道や灌漑用水としての水田に影響が出る。貯めすぎると今回のように緊急放流ということになり下流での水害も起こすし、発電機を通さないダムからの水は電源開発さんにとっても売上にならない。


カヌーをやるようになって20年位の間2~3度ダム放流があった。ここでの瀬づくりは自然型でコンクリートで作るような強固なものでないので、このような時流失してしまうのは残念だが覚悟はしている。これも自然と人の営みとして受け入れざるを得ない。しかし大きい岩やがっちり嵌め込めた岩は動いてないようで、ダメージは少ないかと、水位減ってから瀬づくりの技術が上がったか検証が楽しみ。水量多くても動かない岩の選定や嵌め方をさらに極めなくてはと思う。

2010年5月9日日曜日

春は忙しい











前のブログ書き込みから3~4日経つとカツラもハート型の葉を出した。コブシもすっかり花が開いた。ゴールデンウィーク後の週末は雨が降ったり、また寒くなったが、きょう日曜夕方になってようやく青空が出てきた。

エゾエンゴサクの花の色は青だとばかり思っていたら、ピンクと真っ白なのを発見。突然変異なのか、自然界には良くある事なのでしょう。四つ葉のクローバーと同じく見つけたら運が良いのかな?

2010年5月6日木曜日

春が来た!

3日前位からようやく暖かくなったという感じ。青く可憐なエゾエンゴサク、白いアズマイチゲがようやく花を咲かせた。この花畑を下りていくと幾春別川のサイクリングロードのトンネル脇の大岩(セイコ岩)に行ける。





コブシもようやく蕾から真っ白い花を少し覗かせた。幾春別の街では花が開いているのに、標高差で100mも無いのだが、花が咲くのはわずかだがずれる。家の裏にはコブシの大木が3本、これが満開になるとようやくヤマザクラが咲く。




カツラの木も芽が出てきた。アズキナシと同じく葉が大きくなる前が赤く、まだ森が全て緑でおおわれる前、ひときわ枝が赤く全体が赤く輝いて見える。図鑑で調べると雄の木と雌の木があるらしい。だとすると写真で赤く見えてるのは新芽?花芽



季節が代わって生き物がどんどん動き出している。実は今日は私の誕生日で来年は還暦。春の命が生まれているのに後ろ向きになっている場合ではない。体力を維持するには活動あるのみ。昨日の子供の日もガシガシとカヌーを漕いだ。まだ山の残雪も気になる。還暦過ぎても山にテレマークにカヌーに休みの日は体を動かすことで誕生日を乾杯した。

2010年5月4日火曜日

オプタテシケスキー山行

5/1~3のテント2泊で十勝岳の北東にあるオプタテシケ山2012mに行ってきた。十勝川源流のトムラウシ温泉に向かう途中からトノカリ林道に入り堰堤脇まで車で、そこから林道6km歩き標高780mのオプタテシケ沢でテント着。遅れて行って共同装備持たないお詫びに缶ビールを1箱分差入れで背負ったのでかなりの重量。今回は7名パーティで大学山岳部の先輩が6名。といっても皆70~76歳だが重い荷物が背負える元気なジジイのDr。ゲストは紅一点の元ネパール王室の令嬢?(年齢不詳)。

朝4時には起きて6:20に出発。1000m手前の台地が長かったが、ようやくかすかにピークが見える。高気圧のへりで天気はイマイチ。富良野側はガスがかかって稜線には雪煙が上がるが、こちらは風下側なので青空が時々見え東側からの登りで正解。携帯が1100mを過ぎたら通じるようになり、心配しているおばばへ合流できた事を伝える。2日前位に新雪が積もり、それが重くなって抵抗ある分シールはかなり効く。傾斜が急になる1600mでアイゼンに代えて直登するが、表面クラスとしてるのに20cm以上はズボッともぐりラッセルに近い。12時までに着くはずが13:40でピーク。

途中ほとんどが引き返し、アタッカーは今村さんと2名のみ。彼は私より16年も学年上だが現役のマラソンランナー。全国年代ランキング50番台と聞く。ピークはやはりガスの中だが十勝側はうっすらと視界がある。ピーク直下から標高差1000mの大滑降、の筈だったがシュカブラだったり腐れ雪だったりのマダラで膝に答える。連続でターンができずようやく400m程降りてから、テレマークターンが続けられた。普通ザラメになっていて緩斜面になっても快適なのに、今度は重い雪で疲れるので先に滑った人のシュプールもらってほとんど直滑降。夢に見てたオプタテ大滑降はあっけなく終わってしまった。

それでもいつも日帰りが多かった中で久しぶりのテント生活。酒もたっぷりあって、手作りの美味しい食事や楽しい夜の語らいで、晴れて冷えた夜もぐっすり眠れた。翌朝は真っ青な快晴。1日ずらせばポカポカ陽気の中で登れたが、まあこんなものと帰りの林道から空に聳え立つオプタテのピークを振り返りながら昼には屈足の温泉へ。屈足湖では帯畜カヌー部が新人22名もいてロール練習などやっていて賑やかだった。     
人が多い富良野側の三段山や十勝岳方面と違って、今回は静かで奥深い山に行ったという感じであった。ただし伐根やブル道があって太い樹はなくなって少々寂しい感じではあった。先輩らの話によると泊まった所から北のコスマヌプリへ行く途中のトノカリシュベツ山の湿原とアカエゾマツの林は素晴らしいそう。雪が解けて道が奥まで入れて、ちょうど良いザラメにもう1度森と滑降を味わいに来たいものだ。