2011年9月18日日曜日

幾春別川カップウェルカムパーティ

恒例のウェルカムパーティはいつもの特別許可の水道企業団の芝生で行なわれる。大会長、競技委員長の挨拶の後、表彰状授与のほか東日本義援金のオークション、旭川CCの挨拶、ハズレ無しの参加賞抽選、高額協賛品のジャンケン大会などで夜もふけるごとにアルコールの力もあって盛り上がる。
















満面の笑顔の人もいれば2、3位で悔しい顔をしている人。力を出し切れた人も次回に賭ける人も表彰式は多くのドラマがあって楽しい。拍手をいただけることは大変栄誉であり、励みとなる。また表彰に至らなかった人もいづれはあそこに立ちたいと、また意欲が出るものだ。










































パーティの目玉としてスライドトークショーを開催。北大水産の鹿野君に1年間滞在した自然溢れるカナダの自然と人との交流を、暖かい彼のハートフルなトークで皆聞きほれた。トーテムポールがお墓だった事、オーロラや動物の出会い、そしていずれ永住したいという程、原住民に溶け込んだ生活体験が語られた。

2011年9月16日金曜日

幾春別川カップ実況5

カナディアンペア
午後からは大会で一番盛り上がるカテゴリーだと思う。北海道はカナディアンが似合うし盛んである。ペアで息があった美しい漕ぎは魅了される。ゲートを落として息が切れそうになっても漕ぎあがり、観客からの拍手で元気を取り戻したりと、選手も見ているほうも楽しめる。

CC2スラ競技艇
競技艇の部は2艇しかエントリーしかなかったが1位は伊美・尾田ペア(ラピッツ)が北大の若手らを10秒、ペナも6上回って勝つ。スピード感のあるかつ華麗なこの競技がもっと増えてくれることを望む。




OC軽量艇
軽量艇の部も2艇。2本目ペアでは最速賞の154秒、ペナを入れてもダントツの池野谷(ガンネルズ)&内田(どんころ)が1位。
木内&私(三笠)も同じ五嶋氏作のシーソラプチ号で最速を狙っていったが、気負いすぎたのか縦ゲートを失敗して、2本目はさらに沈という良いところを見せなくて悔しい思い。

OC男女ペア
優勝はシングルでも1位の佐藤(三笠)が成定(北大)と組み2位を大きく引き離す。1本目は何とペナも2。2本目は気を抜いたのか2本ゲートを落とすが、昨年に続き若い学生のペアを見つけて、しっかり優勝を取っていくのは流石。



2位は昨年に続き関東から来て頂いた幸重&諸墨(朝ビー)。2本とも1本づつゲートを落として残念そうだったが、いつも確実にコース取りもうまく、長年のテクニックが冴えている。特別賞として市教育長賞を授ける。



3位には猪爪ペア(三笠)が1本目3ゲート落とすが、2本目は不通過無しは見事。何時も本番に強いペアだ。4位には阿野&三好(三笠)。
以下皆2本とも沈せず、タイムをしっかり残していた。相変わらず学生さんはあまりスラには向いていない艇での参加もあるが、若さで各ゲートを少しでも落とさないように回している根性はりっぱ。


OC男子一般
優勝は高木&須美(三笠)。高木は中3で身長も急に伸び、体力もついてきた。いつもはカヤックだがカナディアンやフリースタイルも果敢に挑戦しだした。須美のパワーは相変わらず素晴らしい。スターンで艇をコントロールしながらも、グイグイ加速を上げて行く見事な漕ぎだ。




2位の内谷&山口は1位に4秒及び2ペナの差で・・・。写真のとおり、左漕ぎ同志で、ご覧のように2人とも右の強いクロスを同時に決めている!




3位には山本&毛利(山水)が。当初村上(北水)の予定だったが急遽、東北から帰ってきた山本に交代したので、男子ペアのまま出場。2本目タイムは1位だったがペナで後退した。
4位の権&冨樫(北大)は特別賞として半沈賞。沈しそうになりながらも何度もこらえて1本目はしっかりゴール。

2011年9月14日水曜日

幾春別川カップ実況4

OC1スラ ポリ艇の部( 7人のエントリーだったが常連のTはなんと、新婚旅行後の時差ボケか1週間の勘違いで現れず。)


優勝は予想通り昨年と同じく須美(三笠)。いつも幾春別川で練習している地元の強みがあるが、パワフルな漕ぎが見事。艇のスパークは軽くて取り回しも良く、スラでもツアーでもオールラウンドな現在最高の舟だと気に入っていると言っている。




内田(どんころ)が2位だったがタイムでは2秒ほど須美を上回るがペナで負けた。いつもラフトで鍛えているだけあって、来シーズンはトップに出て来て、三笠CCにとっては脅威になってくるのは間違い無し。




3位は石山(三笠&ウィルダネス)。今回の画像を見たらどの写真もカメラ目線なのかと思ったが、全て笑顔で写っている。皆緊張した顔、食いしばっている顔が多い中、彼はいつもスマイル。レースを一番楽しんでいる人だ。




4位にはOCの紅一点、昨年と名前を替えて池野谷(ガンエルズ)になった新婚さん。チャーミングな笑顔でかつガッツがある。3位の石山さんに3ポイント以内で迫る、なかなかの漕ぎだ。







5位はシングルデビューの猪爪(三笠)。1本目沈でハラハラしたが、2本目着実に漕ぎきった。いつもタンデムでエントリーしたいたが、最近バイパー11も手に入れ、ますます腕を上げるが楽しみだ。






軽量艇の部(9人のエントリーそのうちの5人が地元三笠CC)

やはり優勝はこの人、佐藤(三笠)で最近はずっと道内ナンバー1だ。タイムも2本とも殆んど同タイムで安定。2本目OCでは唯一のノンペナで最高ポイントもゲット。波の一つ一つに女の子の名前をつけて、どこにパドルを入れるかを決めているというから恐るべし。漕ぎの美しさも抜群、最近指導も熱心で後継者づくりも力を入れている。

2位は山口(ラピッツ)。空知川のラフトガイドで鍛えているから、実に力強い漕ぎ。佐藤の乗るインフェルノと同じカズミチャックの製作艇だが、このイグナイターの方が長いのでバウ、スターンがポールに触れやすい。しかしスピードの出る舟を上手に乗りこなしている。




3位は木内(三笠)で山口と同じ艇。練習不足と言いながら力強い漕ぎ。
華奢な体に見えて、実はパワフルで鋭い、早いピッチで最後まで漕ぎきる。やはりこの長い舟をテクニックで回し、2回目のペナは2しかない。



5位の木村(ガンネルズ)は今シーズンの練習が目ざましく、最も上達をしたのでは。1位の佐藤はともこかく、このスラには強いと言うインフェルノは乗りこなすのはじゃじゃ馬みたいで難しく、不意の波で簡単にひっくり返させられる。それを見事に乗りこなして不通過なく2本とも好タイムで決めたのは見事。

2011年9月12日月曜日

幾春別川カップ実況3

C1競技艇

4人のエントリーで成立。1、2位は昨年の成績から見ても宮澤(北大)と北岡(北大)と予想していたが、北大水産の村上が1本目宮澤を2秒以上差をつけ、ペナも同じく2であったので、2人を破ってしまった。2人の先輩は大学院進学や就活で練習不足と聞いていたが、それ以上に彼のめざましい練習の成果が出たと言える。阿武隈カップでは優勝したとも聞く。スピードもテクニックもさらに磨き、ジャパンカップなどに積極的に参加していて、これからが楽しみ。









2位の宮澤は2本とも殆んど同じタイムと安定していて、小柄だが非常にパワフルな漕ぎ。3位の北岡は長いパドルを思いっきり上腕を巧みに使い、佐々木小次郎的といっても良いきれいな漕ぎ。


4位の尾田(釧路ラピッツ)は遠くから毎年参加して頂く。そろそろ還暦だと聞くが、なかなか若い漕ぎでカッコいい。





ポリ艇のC1参加の丸山(旭川CC)は1名のエントリーだったので競技艇と合流した。今大会最年長だが、いぶし銀のような渋い漕ぎで2日間フルエントリーは凄い。今回もキャンプでは薪で釜炊きの白飯をスタッフにご馳走してくれて感謝。

2011年9月10日土曜日

幾春別川カップ実況2

ビギナースラ(男子5名、女子1名)
コースは2段目の通称I-cupの瀬下からの一般と比べほぼ半分のコース。とはいえスタートしてまもなく3段目の瀬があるので、波の高い真ん中を行くとビギナーには厳しい。 結果はこれまた何と優勝は中2の廣井(三笠CC) !1本目152のペナを2本目、タイムもペナ(56)も大幅に更新して、大学生を破る。パドルを握る腕も高くそしてよく肘も伸びて、なかなかの漕ぎ。これまた将来が楽しみ。


2位は田木(旭川医大)、3位は中田(帯畜)。皆2本目になると大幅に不通過もペナルティも減らして、どんどん上達していく。幾春別川の流れに慣れれば、他の大会に行ってもまず怖くなくなる。


女子はもう1名がDNSだったので増田(酪農ノースパドラー)1名というエントリーで男子に吸収だが、2本とも見事にゴールして5位。漕いでいる時の笑顔が良かったので特別賞の会長賞を渡す。

2011年9月8日木曜日

幾春別川カップ実況

もう夏も終わる頃になったが、幾春別川カップの思い出を遅ればせながら綴ってみました。(画像はウィルダネスのサダ吉さんより、選手名は敬称を略させて頂きます)





カヤックスラ競技艇の部(男子22名、女子5名)
国体予選も兼ねた3選手の優勝争いが見ものであった。1本目はここの所連続優勝している矢田がトップという結果であったが、2位は何と1秒差で北大水産の鹿野が。さらに2人ともノンペナで2本目でどうなるかワクワクした。



3位も0.5秒差で北大の大家(しかしペナが4)が迫る。
2本目は何と大家が2本通しての最高タイムを出すが確か3ゲートで通過するもののポールにパドルを当ててしまい2ペナを食らい0.5ポイント程で矢田がトップとなり国体出場の切符をゲット。



元国体選手の三笠CCの神川が4位で食い込むが、ここのところ、矢田がトップの力を見せ、国体に連続出場している。だが代表交代は時間の問題か?是非若手が矢田を追いつき追い越して欲しい。きっと矢田もそれを願ってか、最近若手の指導で各地でゲート練習を開催している。
競技艇の部はI-cupの前身のダガーカップの時には存在しなかったが、多くの要望があり増やした所、今では北大をメインに社会人参加も多い22名のエントリーで、最も参加数の多いカテゴリーとなって盛り上がっている。 特別賞として根性の漕ぎで「ガッツ!モリゾー賞」を七海(北大水産)に渡す。
女子は昨年から見ると減少。予想通り国体予選選手の成定(北大)が落ち着いた漕ぎを見せ、堂々のトップ。2位には母になっって久しぶり登場のラピッヅ小田桐には特別賞のカムバックパドラー賞を授与、3位には山田(北大)が入賞。


 カヤックポリ艇一般の部(男子11名、女子5名) 








男子1位は何と三笠CCの中学生高木! 2本ともペナは2は見事。道カヌー協会のジュニア強化選手でもあり、どんどん実力をつけている。2位が旭川CCの皆川。3位に毎回参加して頂いているウィルダネス横谷。女子もガンネルズの中2の木村が優勝!彼女も強化選手でもあり、ガッツがあり将来が楽しみ。2位は帯畜の宮下、3位は帯畜の田口が続く。