2010年5月10日月曜日

桂沢ダム放流

3月に瀬の修復を河川事務所が施工してくれて、今年はまた瀬遊びが楽しめるぞ、と期待してシーズンが始まった矢先、5/6の昼から湖の水位が急に上がり洪水警戒ということでダム天端からの放流があった。確か7年ぶりだそうな。最大で70tの放流でようやく現在25t。最も上がった時はI-cupの瀬横のブロック石畳を隠すほどで、3つの瀬とも袖部分は越流して岩や土が流された。今年は雪の量は昨年より多く雪解けも遅いのに、4月中旬に発電を10日程止めたダム管理者の読みが間違ったのではと想像する。この時期は北電の水利権で調整しているので電気需要がなかったから止めざるを得ないが、洪水対策優先の考えからすると3~4月が寒くて雪解けが遅れていた訳で、急な5月に入って暖気や雨で一気に増水する事は毎年よくある事
カヌーの遊びのためと言え、公表されるようになったデータのお陰もあって幾春別川やダムの水位や発電に詳しくなって、今回の発電停止が10日は長過ぎで、これは連休頃ダム放流があるなと想像していた。
ダムの管理者は毎年ダム水位が満水になる今頃は水位調整で頭が痛いと聞く。大事とって流しすぎると夏場の水不足や水道や灌漑用水としての水田に影響が出る。貯めすぎると今回のように緊急放流ということになり下流での水害も起こすし、発電機を通さないダムからの水は電源開発さんにとっても売上にならない。


カヌーをやるようになって20年位の間2~3度ダム放流があった。ここでの瀬づくりは自然型でコンクリートで作るような強固なものでないので、このような時流失してしまうのは残念だが覚悟はしている。これも自然と人の営みとして受け入れざるを得ない。しかし大きい岩やがっちり嵌め込めた岩は動いてないようで、ダメージは少ないかと、水位減ってから瀬づくりの技術が上がったか検証が楽しみ。水量多くても動かない岩の選定や嵌め方をさらに極めなくてはと思う。

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