2011年3月16日水曜日

天災は忘れた頃にやってくる

災害の教訓は毎回余り生かされずに起きた後で色々議論されるのは残念。被災者や非難している人に何が不足ですか?というインタビューはうんざり。まず命、そして水、食べ物、衣類や寝具・・・そして灯りが欲しいのは明白。そんな当たり前のグッヅ1式を直ぐ、ヘリとかで届ける体制がどうして遅いのか?

登山やアウトドアで慣れている我々は、ある程度サバイバルでしのげる知恵と道具を持っているつもりだが、お年寄り含めて一般の方々は1週間も避難生活をしていると精神的にも体力的にも限界が来てしまうだろう。でもある報道で近くの沢水を男の人が汲んできて、女の人が煮沸して使っていると聞いた。そういう人達はきっとトイレも工夫して土を掘ったりしてしてるのでは。

そういう事を考えると、スーパーやコンビニで電気が当たり前にある都会では有事では生き残れないだろう。私の周りは不便だが水も森もある山の中だ。長男が近々結婚という話があるが、教育のためには都会でなければ~なんて考えていたが、本当に災害を考えると、住む場所を真剣に考えなければいけない。きのう伐採現場で薪集めをしていて、油が無くなったら薪を焚く生活になるかも~なんて考えていた。

東京でも食料や非常用のグッヅが店の棚から無くなっていると聞く。大都会もパニックにならなければと心配。今こそ関西や北海道の我々が日本の経済を支える気構えで力を出さねば。

2 件のコメント:

  1. 帰国翌日の地震にショックを受けると同時に、私たちの生き方というものについて深く考えています。

    カナダの生活、特に島の生活を通して、如何に化石燃料に依存せず、持続可能な生活を実現するかということを真剣に考えていた矢先の地震でした。さらに深く考えたいとおもっている今日この頃です。

    自分の思い入れの深い町が壊滅的な被害をうけている光景を見ると胸が痛くなるばかりです。そして、なにも出来ない自分が辛いのですが、一日一日を精一杯過ごして、できることを模索していこうと考えています。そして、将来の自分の住む所、生活のスタイルというものも強く考えています。今僕にできることは寄付ぐらいでしょう。

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  2. 先日テレマーク大会が地元であり、競技も参加し食事つくりなどの地元スタッフとして三笠カヌークラブも応援した。開催自粛という意見も出たが、こういう時だからこそ元気を出して、活動すべきという私の意見も伝わったようで開催された。開催中参加者から5万円余り、主催者も5万円の義援金が集まり、かえって意義があったと思う。

    自粛し過ぎの意見をたくさん聞くが私も同意見。被災以外の地域までも経済活動がへこまないよう、日本全体が正念場!それにしても原発の放射能問題で周辺への影響が広がっている。被爆国がなぜこんな事になってしまったのか?原点に戻って、KANO君がおっしゃるように化石燃料や原発に依存しない方法を考えなければいけない。

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